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がんの統計的なデータ

全国の部位別がん患者数の推移、その他のがん統計情報等

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日本の主な死因 日本人の3人に1人はがんで死亡しています。
日本人の主な死因を円グラフであらわしたもの
(平成11年人工動態統計概数より作成)。
これを見ると、全体の3割をがんが占めていることがわかる。
また、年代別死因では、中年以降はがんが トップとなっている。
   
【死因順位別死亡総数に占める割合】

【がん総患者数の推移】
(注)交通事故は不慮の事故に含まれる。
※心疾患…高血圧性のものを除きます。
平成15年 厚生労働省「人口動態調査
      財団法人厚生統計協会
「日本の疾病別総患者数のデータブック」
平成14年 厚生労働省「患者調査」
医学の進歩により、早期がんのほとんどが克服されています。
主要部位別早期がんの5年生存率

胃がん 91.2%  大腸がん95.7%  乳がん90.6%

5年生存率とは、治療開始後満5年経過して生存している割合で、がんの治療効果の判定に用いられるものです。
財団法人がん研究振興財団「がんの統計’03」
     
がんでの入院にかかる自己負担額

平成15年度 社会医療診療行為別調査     参考:厚生労働省統計表データベースシステム より

入院にかかる自己負担額

平成15年度の社会医療診療行為別調査から、主要ながんについて、入院にかかる診療報酬点数からの自己負担額を計算してみました。(自己負担は3割で計算しています。また、保険外の差額ベッド等の費用は含まれていません。)

部位 診療 
実日数
(A)
点数総数
(B)
入院1日
当たりの
保険点数
(C)=(A)/(B)
平均在院
日数
(D)※
入院にか
かる平均
保険点数
(E)=(C)*(D)
自己負担額
(E)*10円*3割
603,804 1,826,235,314 3,024.55 38.7 117,050.08 351,150.24
結腸 298,420 847,792,857 2,840.94 30.7 87,216.81 261,650.43
直腸S状
結腸移行部
及び直腸
225,537 672,988,928 2,983.94 37.6 112,196.15 336,588.46
肝臓 377,837 1,042,834,486 2,760.01 29.6 81,696.34 245,089.03
629,696 1,752,270,279 2,782.72 38.8 107,969.70 323,909.09
乳房 193,584 597,119,109 3,084.55 25.2 77,730.61 233,191.82
子宮 139,026 421,733,957 3,033.49 30.5 92,521.44 277,564.32
悪性
リンパ腫
155,971 541,945,285 3,474.65 51.2 177,902.29 533,706.88
白血病 79,621 354,688,674 4,454.71 64.3 286,438.02 859,314.07
その他 1,265,334 3,794,631,338 2,998.92 33.7 101,063.49 303,190.48
※平成14年度患者調査 退院患者平均在院日数
           
がんの部位による生存率の違い
■がんの部位による生存率の違い
がん患者の生存率は、がんの部位により大きく異なります。
大阪府における1994年診断患者の5年相対生存率 高い群(60%以上) 乳房79.7%、子宮68.0%、結腸60.0%
中間群(20〜59%) 直腸55.0%、胃47.7%
低い群(20%未満) 肝14.4%、肺12.9%
(出展:大阪府がん登録:がんの罹患と予後)
■性別・年齢による生存率の違い
全がん患者の生存率を男女で比べると、男より女が高くなります。女性では、乳がん、子宮がんなどのように、予後のよい部位のがんが多いためです。
患者の年齢も、生存率を計測・比較する際に、重要な要素になります。一般に、がん以外の疾病をもつ確率は、高齢になるほど高く、それが直接の死因となったり、また、他の疾病のために十分ながん治療が行えない可能性が高くなります。
がんの罹患の有無にかかわらず、一般的な死亡確率が年齢、性別、暦年により異なる影響は、相対生存率を用いることにより補正することができます。
相対生存率を年齢階級別に比較すると、その差が小さい部位(乳がん)もあれば、その差が大きい部位もあります。特に、子宮がんでは、診断時年齢による生存率の差が大きく、大阪府立成人病センタ−院内がん登録資料を用いた検討で、高齢の子宮がん患者では、Ib期以上の進行した状態で診断される患者の割合が多いことが明らかになっています。
診断時年齢による生存率の差が大きい部位では、がんの治療が進歩して、患者全体の予後が向上しているにもかかわらず、患者に占める高齢者の割合が高くなることによって、生存率は不変あるいは低下したように見える場合があります。年齢構成の異なる集団で生存率を計測する場合には、なんらかの年齢調整を行うことが必要です。
■地域・施設で比較する場合の注意点
全がん患者の生存率を地域・施設で比較する場合には、がんの部位、性、年齢構成の違いにより大きな影響を受けることを、考慮しなければなりません。
同じ部位のがんを比較する場合には、性・年齢以外にも実に多くの要因が生存率に影響を及ぼすことを、しっかりと認識した上で、その数値を見ることが極めて重要です。
生存率の困ったところは、前述した「必要な項目」に関する情報さえあれば、例えその情報に偏りがあって不正確でも、数値上、生存率を計算することが容易だということです。その偏りに気づかずに、不適切な方法で計測した生存率は、概して実際よりも高くなる傾向があります。数値だけを比較して、生存率が高いという理由で医療機関を選択すると、実態とかけ離れて、とんでもない不利益を被る可能性があることを、心にとどめてください。
       
日本のがん死亡の部位別の順位を示したものです。これを見ると肺、胃、肝臓、大腸のがんは 命にかかわる可能性が高いことがわかります。もうひとつ、下の表を見ていただくと5年生存率というのは、がんの治療をしてから5年以上生存する割合ということで、がんそのものはほぼ完治≠オた とみなすことができる。胃がんはこの割合も高い点に注目していただきたい。
この訳は、「早期発見、早期治療」。胃がんの場合、早期の段階では治療がしやすく治りやすいのです。つまり、発見が早いか遅いかが、治るか危ないかの分かれ道になるのです。
がん部位別死亡順位
  男性 女性
第1位 肺がん 胃がん
第2位 胃がん 大腸がん
第3位 肝臓がん 肺がん
第4位 大腸がん 肝臓がん
 
五年生存率(国立がんセンター初回入院患者)H.4〜H.9
部位 男性 女性
全悪性新生物 57.52 67.37
食道 41.04 52.88
73.13 66.77
結腸 74.61 70.44
直腸・S字結腸移行部および肛門 62.76 75.48
肝および肝内胆管 43.77

48.60

16.27 18.23
気管・気管支および肺 33.93 44.44
女性の乳房 74.95
子宮けい部 81.07
子宮体部 81.98
リンパ系および組織球組織 57.33 74.12
骨髄性白血病 42.25 62.57

「がんの統計」(財)がん研究振興財団発行より
   
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